私はプログラミングスクールに通ったことがありません。
しかし、未経験から独学で学び実務も経験しております。
私が苦労して得た知識、経験をもとにプログラミングスクールがどのような価値を提供してくれるのか、また独学とどのように異なるのかを見ていきたいと思います。
プログラミングスクールと独学の違い
次の項目についてプログラミングスクールと独学の違いについて比較していきます。
- コスト
- 学習効率
- サポート体制
- モチベーションの維持
- カリキュラム内容
- 実践機会
- キャリア支援
- 学習期間
- 成果(スキルの定着度)
- 対象者(自分に合うかどうか)
コスト
プログラミングスクール
プログラミングスクールは料金設定が幅広く、サポート内容や期間によって変動します。
- 最低価格帯:約10万円(短期集中型で初心者向けが中心)
- 最高価格帯:約100万円(長期間でサポート体制が充実し、就職保証付きの場合)
さらに、国からの支援金を利用できる制度もあるため、適用される場合はコストを抑えることが可能です。
未経験の時に教育訓練給付制度を知っていればスクールに通っていたと思います。
独学
独学は基本的に教材費のみで学習を進めることができます。
- 無料教材:YouTube、ブログ記事、GitHubのオープンソースプロジェクトなど
現役でプログラムを触っているかたが共有している情報のためかなり有用です。
- 有料教材:書籍(約3,000円~5,000円)、オンライン教材(1万円前後)
無料情報を活用すればコストをほぼゼロに抑えられる点が独学の大きな強みです。
学習効率
プログラミングスクール
スクールでは、あらかじめ設計されたカリキュラムに沿って効率的に学習を進められます。
- 体系的な学習:基礎から応用、実践まで段階的に学べる。
- 短期間の成果:3ヶ月~半年で実務レベルに到達可能なコースが多い。
この期間で未経験の人は自分がプログラミングを続けていけるか最初の確認をすることになります。
- 実務経験の提供:チームプロジェクトや現場で使われるツールの学習が含まれる。
特に初心者にとって、迷う時間を減らし集中して学習できる環境は大きなメリットです。
独学
独学は自由度が高い一方で、計画や情報の信頼性を自分で管理する必要があります。
- 学習計画の必要性:教材選びや順序を自分で決めるため、効率が悪くなる場合も。
- 実践経験の不足:実務的なプロジェクトに触れる機会が少ない。
- 最新技術のキャッチアップ:インターネット上の情報に頼るため、最新情報の選定が重要。
のんびり続けることができるので苦手意識を持つことが少ないと思います。
サポート体制
プログラミングスクール
- 疑問解決:講師やメンターがすぐに対応。
- 進捗管理:専属メンターが学習状況を把握し、適宜アドバイス。
- コードレビュー:実務レベルのコード品質向上が期待できる。
コードレビュー。これが何より成長に重要です。実務以外でできるのは学校やスクールぐらいです。
- コミュニティ:仲間との交流や情報共有でモチベーション維持が可能。
独学
- 疑問解決:自分で調べるか、フォーラムなどで質問する必要あり。
必要な情報を自分で調べることで検索能力が高まります。実務でも役立ちます。
- 進捗管理:完全に自己責任で計画を立てる必要がある。
- フィードバック:基本的に得られないため、自己評価が必要。
- コミュニティ:自力で探す必要があるが、質の高いフォーラムやSNSがあれば助けになる。
モチベーションの維持
プログラミングスクール
- 明確な目標設定:カリキュラムによる進捗が見えるため、達成感が得やすい。
- 仲間との学び:コミュニティで励まし合いながら進められる。
仲間がいることで質問もできますし、孤独感も減りますね。
- 期限のプレッシャー:決められたスケジュールがあるため、挫折しにくい。
独学
- 自己管理が必要:学習が長期間にわたるとモチベーションの維持が難しい。
- 孤独感:自分一人で進めるため、壁にぶつかったときに挫折しやすい。
- 目標の不明確さ:ゴールを設定しないと学習が散漫になりやすい。
カリキュラム内容
プログラミングスクール
- 体系的な設計:初学者が挫折しないように、基礎から応用まで一貫して学べる。
- 実務スキル重視:フレームワークやデータベース操作、API開発など、即戦力を目指す内容。
- 応用プロジェクト:実際に動作するアプリケーションを作成する実践型の学習。
独学
- 自由な選択:自分が学びたい内容を自由に選べる。
学習中にいやりたいことが変わった時に変更できるのが魅力でもあります。
- カリキュラムなし:自分で学ぶ順序を決める必要があり、効率が落ちる可能性がある。
- 網羅性の不足:学び漏れが発生しやすく、偏りが出ることがある。
実践機会
プログラミングスクール
- 模擬プロジェクト:企業課題やチーム開発など、実務に近い経験が積める。
- コードレビュー:現場で求められるコード品質を身につけられる。
独学
- 個人プロジェクト中心:自分でテーマを設定し、独力で進める必要がある。
- 実務経験の不足:チーム開発や企業課題に触れる機会が少ない。
キャリア支援
プログラミングスクール
- 就職保証:一部スクールでは、就職できなかった場合の返金保証あり。
- 履歴書・面接対策:ポートフォリオ作成や面接練習をサポート。
- 求人情報の提供:提携企業への推薦や紹介がある。
独学
- 自己責任:求人情報の収集や応募は自分で行う必要がある。
- ポートフォリオ作成:自分のスキルをアピールする作品作りも独力で行う必要がある。
学習期間
プログラミングスクール
- 短期集中型:数ヶ月で完了するコースが多い。
- 明確なスケジュール:期限が設定されているため、集中して学べる。
期間を設けていることで、中弛みも防げます。
独学
- 学習期間は自由:自分のペースで進められるが、ダラダラ続く可能性もある。
- 進捗管理が課題:計画を立てないと効率的に学べない。
成果(スキルの定着度)
プログラミングスクール
- 即戦力スキル:現場で役立つスキルが身につく設計。
- 成果物:ポートフォリオを作成し、就職活動に活用できる。
独学
- 個人差が大きい:学習スタイルによってスキルの定着度が異なる。
- 実務経験が乏しい:現場での即戦力をアピールしにくい。
対象者(自分に合うかどうか)
タイプ | プログラミングスクール向け | 独学向け |
---|---|---|
コスト重視 | 費用をかけられる人 | 最小限のコストで学びたい人 |
学習スタイル | サポートを受けながら効率的に学びたい人 | 自由にマイペースで進めたい人 |
目的 | 就職やキャリアアップを目指している人 | 趣味や副業で学びたい人 |
やらないで後悔するより、やって後悔する方がいいと思います。
プログラミングスクールと独学の違いを理解し、自分に合った学習方法を選択する参考にしてください!
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ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。
少しでもスクールに興味を持った方はプログラミングスクールをこちらにまとめています。
選択肢の一つとして読んでみてください。